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大笑いのアフリカン ~みんなで海に遠足~

  • surrealatras
  • 2015年8月31日
  • 読了時間: 2分

【flash back2005】

 時間や場所、つまり”約束を守ってくれる” アフリカンは決して多くはない。勝手に集まることはあっても、 事前の呼びかけに対しての ”集合” は苦手だ。

朝から 寝坊だの、忘れてただの、

”ドタキャンラッシュ”

それでも来てくれた10人位のアフリカンを車2台に乗せて出発!!!

今日はアフリカ共同館の大所帯でみんなで海に行こうというのだ。場所は静岡 御前崎近くの相良サンビーチ。

 車の中は大盛り上がり、アフリカンたちは代わる代わる歌 動き 物まねを繰り返す。

”意外に感じた”のは私だけなのかもしれないが、彼らは「ライオンキング」が大好きだ。

こんなにも“ローカル”に認められている存在にその時初めて(アニメ・ミュージカルに)興味を持った。

 海に着いてみれば、快晴で良い波がたっている。砂浜も綺麗。なのに人は皆無。

何故だ!!

あっ・・・そうか今日から夏休み明けだったんだと、万博ボケから目覚める。

広々とした海とその砂浜に大感激!!!

解き放たれたアフリカンはビーチを走りまくる。

そしてライオンの真似をして(?)暴れまくっている。

泳ぎを楽しんでいた私は永遠と続くようなそんな光景を沖から眺めた。

 バーベキューの際、「火起こし」には手こずる ・・・いつもはそうなのだが、

今日はとっても違った。

ライターと着火剤を用意し、行動を起こそうという私をしり目に、

アフリカンは木を二本もったかと思ったら、そこらへんから拾った乾燥した草にあっという間に着火。

まるで手品のようなそのテクニックに驚く我らをみて大笑いのアフリカン。

生活基盤の違いをまざまざと見せつけられた、いや、それよりも人間としてのたくましさを私は感じた。  帰り際、富士山を見せてあげたくなって、見えそうな場所を探しながら、色々頑張ったけれど、曇りの影響で残念ながら見ることができなかった。

一日中楽しませてくれた彼らに少しでも喜んでもらいたかったな〜と思い、申し訳ない気持ち。

アフリカンはみんな口を揃えて 

「また今度フジサン見せてね」 のようなことを言ってくれた。

ンナァ------

と誰かが叫べば、

ゴンニャーマ---

    とみんながコーラスする

車内の盛り上がり。

人生の中でのきっと

”一度きり” の経験が多く詰まった 

  長かった夏はゆっくりと幕を閉じていく。

(2005年9月1日当時のブログより)


 
 
 

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