癒される。催事会場でみかける満足そうな寝顔。
- surrealatras
- 2015年5月25日
- 読了時間: 2分
【flash back2005】

GWが過ぎたが、入場前には列が出来る。万博会場は盛況だ。
やっと入った会場内でみんな「イベントを楽しんでいる」。急いで走る人もいれば、ゆっくりと歩く人もいる。
そんなグローバルループの脇で眠っている人
を最近見かけるようになった。
その満足そうな寝顔には、時間を楽しんでいることにはかわりないという、その特有の贅沢感をミストシャワーのように振り撒いている。
それもありなのか。
行き交う人々の心をそっと陰で落ち着かせている。
仕事前に青空を見ながら業務につく。
連休に車で東京に遠征。日比谷公園でのアフリカンフェスタに行ってきた。
いろんなダンスや音楽を観してくれるステージ、アフリカ料理を食べれるお店、お土産屋 そして万博と一番違うところはダンスとか太鼓が習えるワークショップが充実!!
カンガというタンザニアの伝統的な布(頭にかぶったり、スカートになったり、ワンピース、エプロンなどになるもの)の用途法講座を受けたり、ギニアのダンスのレッスン、ジェンベ太鼓のレッスンなどに挑み、難しかったけどかなり楽しみました。
超激しいわ~~!!! 体ついてかんついてかん。
終わって車に帰ってみたら驚き、
横のドア全開!!!!
(ワンボックスのドア 友人が締め忘れた)
車内の貴重品が " もってけドロボー" 大売り出し中のごとく ドアの中に財布が見える状態でした。
あっ 終わった 。。。。。
しかし驚いた事に全くもって何も無くなっていませんでした。東京のど真ん中で、
人、人、人の公園において見える財布を盗ろうという方が一人もいなかったことは奇跡だ。
こんな平和なことはないと喜んでいる時に目に入ってきたのは、ドアが空いた車の6m先の原っぱで寝ているおじさん。
その眠りに落ちた顔の角度が、ちょうどその全開に空いた車のドアに向いており、
自然の中からそっと見守ってくれていたのだ。
木陰に涼んでいた時間が過ぎ、今ではかっと照り付ける夕陽を体全体に浴びながら。自然がおりなす " 見張り 番" 。
見ているのかもしれないという、曖昧ながらもその抑止力があったと思うが、
何よりも気持ち良さげなその穏やかな表情にはきっと悪事未然防止の作用が存在していた。
多くの人がこの「幸せそうな顔」を見ながら車の前を通り過ぎたに違いない。
車に乗る前に最敬礼して帰路につく。いらぬ邪魔はしないように。
(2005年5月22日当時のブログより)
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